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大日本天狗党絵詞 3 (アフタヌーンKC)

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大日本天狗党絵詞 4 (アフタヌーンKC)

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楽しみにしていただけにちょっと残念な終わり方だった。連載時にどのような事情があったのかわからないけれど、あまりにも唐突な結末。でも、それがなんというか「興味深い失敗」という感じがして、それほどイヤな感じはしなかった(と書くと偉そうだけど)。

自分はあまり漫画の熱心な読み手ではないので、「茄子」あたりから後追いで黒田硫黄を読んだ。あの連作短編には、「茄子」という表のテーマとは別に、「ズレて生きる人」という通奏低音がある。その視点で「大日本天狗党絵詞」を見てみると


  天狗⇔人間
 シノブ⇔しのぶ
 ロマン⇔現実

という大きな構図があるように思う。それで、ロマン主義的な意味でのロマンを現実化しようとした天狗の失敗と、それを大きな物語にしようとした黒田さんの試みの方法論的な「失敗」の重なりがすごく必然的な感じがして、そこが面白かった。

他の作品を読んでいないので何とも言えないんだけど、これをきっかけにして
その「ズレて生きる人たち」の目に世界はどのように映り、どのような選択をするのか、という生活の一部を切り取る様な作風に変わったのかなぁ。





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痩せまっせ。