川崎フロンターレ戦の感想

等々力は自宅から比較的行きやすい立地なので,極力観戦に行っているのだけれど,なかなか(というかまったく)勝てないなぁ。

こうして定期的にアウェイのスタジアムに足を運ぶ経験ってあまりないのだけど,行くたびに少しずつ川崎の空気が成熟していっているのを感じます。
たとえば,入場にしても,以前は列が流れ出すと途中から割り込み放題であきれ返ってしまったことがあるのだけど,今日はとてもスムースに入場できた。あれだけの行列がほとんど待たずに入れたものね(大宮戦なんてゴール裏だけなのに開場から入場まで一時間近く待たされたんだよ)。お客さんのサッカーを見る目も洗練されているようで,以前だと頓珍漢な野次を飛ばす人が必ずいて,スタンドも好プレーを傍観し,なんでもないプレーで盛り上がっているような感じがあったんだけど,今日は盛り上がるべきところで盛り上がっているように感じた。きっと,フロント全体が優秀で,お客さんがチームを育て,チームがお客さんを育てる良い循環が回っているんでしょうね。

去年の鹿島の優勝は起死回生だったけど,それに浮かれず,足元を固めて行かないといけないんでしょうね。

肝心の試合のほうといえば,キックの質を見る限りでは決して万全の体調とはいえない小笠原に負担がかかりすぎてしまっている気がした。もちろん悔しいけど,青木のミドルには修辞的な意味でなく鳥肌が立ったので,それでよしとしよう。