「グレート・ギャッツビー」フィッツジェラルド

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

マレーヒルの幻影を観に行ったのきっかけに再読。
この本については,大学生の頃から読み始めては何度も途中で挫折し,村上春樹訳が出て何とか最後まで読み通したもののいまいちぴんと来なかった。
でもマレーヒルを見ていると時代の空気がリアルに感じられ,無性にこの本が読み返したくなった。その真価が理解できたかどうかは定かではないけれど,以前よりもずっと楽しく読めた。
まあ,マレーヒル=はこの作品を下敷きにしているとはいえ,時代としてはもう少し後,大恐慌がその暗い影を落とし始めようとする前後の話ではあるのだけれども。