小倉昌男『経営はロマンだ』

最近本を読むのが楽しい。
長い間、本を読むことはご飯を食べたり、風呂に入るのと同じような日常的な行為だった。でも、どういうわけかここ何年かは本を読もうという気持ちになかなかなれず、ページを開いても集中力が続かないことが多かった。今思えば、心が弱っていたのかな、と思う。そして、その状態があまりにも長く続いていたので次第に疲れているという自覚症状も薄くなっていたのかもしれない(なんだか少し前の日本経済みたいだ)。
運動に一定の体力が必要なように、情報を取り入れるにもある程度の良好な精神の状態が必要なのかもしれない。もちろん絶望を通してしか見ることの出来ないものもあるのだろうけれど。