鹿島アントラーズ1-1FC東京

 カシマスタジアムに行って来ました。
 火事渋滞(!)に巻き込まれてスタジアムに着いたのは試合開始直後。ちびっ子でにぎわうゴール裏二階での観戦。久し振りのスタジアム観戦で、しかもなかなか試合に集中できない環境だったので大雑把なメモだけ。

 鹿島もFC東京もほぼベストメンバー。ただ、選手のコンディションの差もあって、中盤の運動量がずいぶんと違う。今野を中心に潰しが早くてどうやらFC東京ペースだなーと思っていたら、セットプレーからあっさりと岩政が先制点。そこからは一気に鹿島のペースに。すぐに笛を吹く審判だったのでその辺もうまく利用していたような印象。惜しいシーンも多かったけど、土肥さんが当たりまくっていてなかなか追加点が入らない。こういう時はえてして逆に点を奪われたりするんだよなーと思っていたら案の定、前半終了間際にコーナーから今野に同点ゴールを許す。

 後半も概ね鹿島のペース。特に茂庭が交代して、中盤でつぶしまくってた今野がCBに下がってからは一方的に鹿島のペースに。けど、惜しいシュートはたくさんあるもののなかなか点が入らない。引き続き土肥さんが当たりまくっていたせいもあるけど、攻めながらも鹿島のリズムが悪くて、どうしてもシュートの前にワンテンポ遅れていた印象が。俗に「決定的なチャンス」と言われる状況と実際の得点シーン(本当に決定的な場面)の間には実は考えられているよりも大きな溝があるように常々感じているのだけど、その溝を越えるようなチャンスはほとんど無かったと思う。サイドを広く使った揺さぶる攻撃が出来なかったのも得点の臭いがしなかった理由の一つ。結局ほぼ一方的に攻め込みながら痛恨のドロー。試合終了の瞬間、力強いガッツポーズをとるジャーンと反対のピッチでうずくまる何人かの鹿島の選手の姿が対照的で印象深かった。確かにCBとしては「仕事をした」試合だったのだろう。

 実際に試合を見ると、予想以上に選手のコンディションが良くない。特に小笠原。精一杯やっているのが伝わってくるだけに、思うように動けていない姿は見ていて辛かった。深井は頑張っている。もう一人、流れを変えられる選手さえいれば引き分けを勝ちに持っていけるのではないか。2000年の本山みたいに。と考えると鹿島優勝のためのキープレイヤーは野沢ということか(別に鈴木でもいいんだけど)。

残りのホームはたぶん観に行けると思うので遅ればせながらしっかりと声援なり手拍子なりを送ろうと思う。