John Irving『The Hotel New Hampshire』

The Hotel New Hampshire

The Hotel New Hampshire

 英語で書かれた本をそれなりに読めるようになる(とりあえずの)コツは、継続的かつ集中的に英語を読む期間を作ることなのではないか、と最近(やっと)気づいた。それが「コツ」と呼べるかどうかは別としても、「長く細く」だと、自分の英語力を維持することはできても、なかなか大きなレベルアップは望めない。「知らない単語はどの程度調べれば良いか」とか「単語帳をつくろうかどうしようか」といった細かい勉強法の部分は置いておいて、まず「大量の英語を読む」という体験に慣れることが大事。慣れればその中の未消化な情報を処理するシステムが自然と頭の中に出来てくる(気がする)。

 という訳で、「スラスラと」とはなかなかいかないけれど、前に比べればずいぶんと楽に(そして楽しく)本を読めるようになった。

 アーヴィングは悪趣味なところもあるけれど、パワフルで面白い。